さて倉敷市では雨が降らず空気が乾燥した日がつづいていますが、倉敷市福田町広江の天石門別保布羅神社できのう、地域住民らも参加して消防訓練が行われました。
天石門別保布羅神社では本殿と、『釈塔様』と呼ばれる石造りの塔が倉敷市の重要文化財に指定されています。訓練は本殿東側で火事が発生し、周囲の山林へ燃え広がったという想定で行われました。はじめに神社関係者が貴重品を持ち出したり、地域住民が消火器を使って初期消火活動にあたるなどしました。つづいて到着した水島消防署の署員や地元の消防団が境内へとつづく急な坂道にホースを引っ張り、消火活動を行いました。この消防訓練は1月26日の文化財防火デーの一環として行われたもので、訓練には消防や地元住民らおよそ70人が参加しました。訓練終了後、水島消防署の松浦祥裕署長は「情報伝達、活動ともに確実に実施でき、訓練の初期の目的は達成できた」と講評し、「今後はさらなる技術の習熟と防災意識の高揚を願います」と呼びかけました。




