倉敷瀬戸内ロータリークラブ主催の「市民健康講座」が、28日に開かれ、最新の人工関節治療に取り組んでいる倉敷リバーサイド病院の川口洋医師が講演しました。
市民健康講座は、倉敷瀬戸内ロータリークラブが、市民の健康促進のために年に一度、開いているものです。25回目の今年は、倉敷リバーサイド病院の人工関節センター長川口洋医師を迎え「股関節と膝関節の痛みとの上手な付き合い方」と題する講演を聞きました。平成元年に防衛医科大学を卒業し、5年から倉敷中央病院、18年から倉敷リバーサイド病院に勤務する川口医師は、これまでに1,000件を超える人工関節手術を行っています。川口医師は「関節の痛みは、クッションの役割を果たす軟骨が磨り減ることで発生します。鎮痛剤の服用で、一時的な痛みや炎症を抑えても根本的な痛みを取り除くことはできません。そこで、虫歯を削って金属のつめものをする虫歯治療のように、悪くなった骨をけずりとり新しい関節と取り替えると骨の痛みがなくなる、これが、人工関節手術です」と、高齢者にみられる関節痛の原因や痛みの対処法、最新の治療である人工関節手術について話しました。また、寝たきり予防のためにも関節や骨が丈夫になる毎日のウォーキング歩くことの大切さも紹介しました。




