玉野市は、新年度の当初予算案を発表しました。
過去10年で2番目の大型予算編成で、子ども医療費の無料化を拡大するほか、柴田義朗市長の公約事業も積極的に盛り込んでいます。
玉野市の新年度予算案は、一般会計で総額240億3000万円となり、前の年に比べて1・7%増えています。
市が管理する施設の電気代が、年間で1億5000万円増加。
道路の維持管理工事が金額ベースで4割ほど増えることなどが要因です。
主な事業のうち、特に力を入れるのが、子育て支援施策です。
入院・通院にかかる子ども医療費の無料化について、中学3年生(15歳)までを、高校3年生(18歳)までに引き上げます。
(10月から実施)
そのために1700万円あまり予算を積み増しました。
(こども医療費助成事業2億2500万円)
市長公約事業も本格的に推し進めます。
「自転車のまち・玉野」をPRするため、魅力的なサイクリングルートの発掘や地図、紹介動画の作成に経費を充てます。
(サイクリング推進業務555万円)
企業誘致では、リモートワークが可能なブースを産業振興ビルへ試験的に設置し、働きながら休暇を取る新しい働き方「ワーケーション」のニーズを探ります。
(ワークブース設置134万円)
また、市内の小中学校と高校に、外国人の英語指導助手=ALTの派遣を復活させます。
(英語指導助手派遣2700万円)
また、大型施設の整備では、2025年度の完成を目指す市役所新庁舎の設計費用(8500万円)、岡山、玉野、久米南の2市1町で進める広域ごみ処理施設の整備費用(1億7000万円)を盛り込んでいます。
一方、新たな市民会館の整備について、研究を進めるとしましたが、予算の計上は見送られました。
新年度当初予算案は、今月22日に開かれる玉野市議会に提案されます。




