倉敷駅前の通りをアート作品で彩る「商店街まるごと美術館」が今年も16日からはじまります。それを前に、応募の中から選ばれた
優秀作品の表彰式が行われました。
「商店街まるごと美術館」は2013年から倉敷商店街振興連盟が主催して、今年で10回目を迎えました。
飾られている絵画は、大原美術館の名画を見本にして、主に子どもたちが自由な発想で描いた「アート」作品です。
毎年コンテストとして作品を募っていて、今年はモネの「睡蓮」など5つの作品を題材にして描いた、201点が寄せられました。
そして、加計美術館の児島塊太郎館長など、5人の審査委員が優秀作品31点を選びました。
グランプリに輝いたのは、倉敷市の大学1年生日吉晴音さんです。
セガンティーニの「アルプスの真昼」を題材に、色鉛筆で描いたものです。
セガンティーニの光をうまくとらえ、デッサン力、そして色彩感覚も高く評価されました。
日吉さんは、7年前のコンテストでもグランプリに選ばれています。
このほか、金賞には、小迫眞大さん、土井絢太さん、坪井優空さんの3人が選ばれ、それぞれ表彰されました。
10周年を迎えた今年は応募作品が200点を超え、商店街もアートの力でにぎわいそうです。
優秀作品は、倉敷駅前から美観地区にかけての商店街に、今月16日から年末まで展示されます。




