人口の減少で継承が難しくなっている笠岡市の「白石踊」を学ぼうと、倉敷翠松高校は講師を招いて白石踊の講習を行いました。
倉敷翠松高校には白石島出身の教員がいることから今年の4月から島について学ぶ授業を行っています。
今回の講習会は、授業の一環で白石踊保存会の笠岡支部のメンバー6人を講師に迎え、15人の生徒が参加しました。
白石踊は笠岡市の白石島諸島で源平合戦の戦死者の霊を弔うために始まったと伝わる盆踊りで年中行事として踊られています。
現在受け継がれている白石踊は13種類あり、講習会ではそのうちの男踊や笠踊、月見踊などをグループに分かれて練習しました。
講習会は探究活動の一環として白石踊の継承や白石島の活性化を目的に行いました。
ちょうど先週、ユネスコの評価機関が白石踊を含む全国各地の41の民俗芸能「風流踊」を無形文化遺産に登録するよう勧告したことが発表されたばかりです。
保存会のメンバーも吉報に指導にも力が入っているようでした。
登録は11月28日から12月3日にモロッコで開かれるユネスコ政府間委員会で正式決定する見通しです。




