和紙を使ったちぎり絵講座の教室生による作品展が、倉敷市の児島市民交流センターで開かれています。
秋の吉備路や、満開の桜並木。
会場には、「日本の四季」をテーマにした和紙のちぎり絵約50点が並んでいます。
出品したのは、全国和紙ちぎり絵サークルの石原保恵さんが倉敷市児島などで開くちぎり絵講座の教室生たちです。
新型コロナウイルスの影響で中止が続き、3年ぶりの開催となった今回の作品展には、小学生から80代まで幅広い世代の力作が揃いました。
こちらは、児島小川に住む藤井咲子さんの作品「睡蓮」です。
奥行きが出るように奥の方を淡く、手前を鮮やかに仕上げました。
花びらなどの濃淡は、和紙のグラデーションを活かしたり薄い和紙を貼り重ねたりすることで繊細に表しています。
岡山市の田井真砂子さんは、13年ほど前に娘と行った沖縄旅行の思い出を作品にしました。
スキューバダイビング中に、ウミガメの親子に出会った時の感動を美しい色彩で表現しています。
そのほかにも、四季折々の景色とともに和紙のあたたかさを感じられる作品が多く並びます。
「和紙ちぎり絵展」は、今月16日(日)まで、児島市民交流センターで開かれています。




