倉敷市は9月補正予算案を発表しました。
水道の基本料金を減免する予算など、物価高騰対策も盛り込んでいます。
きょう(29日)の記者会見で、伊東香織倉敷市長が発表しました。
一般会計の補正額は過去2番目の規模となる109億3400万円で、前の年の同じ時期に比べ4・2%増えています。
物価高騰に伴う経済支援として、水道料金の基本料金4ヵ月分、総額8億7400万円を市が負担します。
対象は市内の一般家庭全世帯と企業で、11月からの検針2回分の基本料金3960円が減免される形です。
このほか、原油価格高騰とゼロカーボンシティーの推進に向け家庭用の電気自動車の購入経費を補助する事業に4500万円を計上。
(1台15万円補助条件あり300台予定)
新型コロナの感染拡大に伴い高齢者施設の従事者を対象にした抗原検査を実施するための追加費用などに4億2800万円を予算化しました。
また、これまで乳と卵に限っていた学校給食のアレルギー対応をさらに拡げるため、レトルト調理機を導入する費用850万円を計上します。
倉敷中央学校給食共同調理場に機械を設置し、まずはエビ・イカ・タコのアレルギーに対応する給食を提供します。
これは全国初の取り組みということです。
また、2018年度から当初予算・補正予算に毎回西日本豪雨災害の復旧関連経費を盛り込んでいましたが、今回の補正予算では初めて計上されませんでした。
また、前年度決算にともない、財政調整基金をはじめ3つの積立金に68億円を充てています。
9月補正予算案は、来月(9月)5日開会の定例市議会に提案されます。




