国指定重要文化財 旧野﨑家住宅では、今年に入ってから所蔵している資料の確認調査を行っています。その作業中に、彫金師の貴重な作品を確認するなど成果をあげています。
津山出身の正阿弥勝義は、明治時代を代表する彫金師です。超絶技巧から粋の高みに達したと評価されるほどです。にも関わらず、国内で確認されている作品は、わずかに70点。現存する作品が、数少ないことで知られています。それが、今回の確認調査で香炉のほか、花瓶や香合など12点の作品が一挙に見つかりました。
旧野﨑家住宅は、江戸時代後期に塩業で財を成した初代当主・武左衛門から現在に至るまで7代続いています。その間に購入したり、もらったりした美術品や生活用品が所蔵品として、数多く残されています。一般に知られている所蔵品では、岡山藩主から譲り受けた享保雛などがあります。
調査は、数ある所蔵品をデータベース化するためで、このような大規模な確認調査は、22年ぶりだということです。正阿弥の作品以外にも著名な作家の絵画や焼き物などの確認作業を進めています。




