早島町議会6月定例会は最終日を迎え、新たに物価高騰対策などの補正予算案が提案されました。
6月定例会初日に出されていた1億4200万円の一般会計補正予算案など9議案は、全会一致で可決されました。
続いて、執行部から追加の補正予算案が提案されました。
総額5300万円で、国の交付金を財源としています。
主に急激な物価高騰の対応経費を盛り込んでいます。
小中学校の給食値上げに対応する経費542万円は、4月から1食当たり小学校で20円、中学校で30円分を1年間、町が負担するものです。
また、町内すべての水道の基本料金を8月から8ヵ月間免除するため、3351万円を計上しました。
このほか、タクシーやトラックなど町内の運送業者の支援に470万円、南岡山医療センターなどの医療機関への支援に550万円を予算化しました。
補正後の一般会計は総額58億6600万円で、前の年の同じ時期と比べて7・4%増えています。
採決の結果、全会一致で可決されましたが、定例会最終日の提案で議員が十分に審査できなかったとして、中川真寿男町長に早めの提出を要求する発言がありました。
なお、早島町議会は9月13日に議員の任期が満了するため、8月28日に選挙が行われ、新しい顔ぶれで9月定例会を迎えます。




