倉敷市は6月市議会に提案する一般会計補正予算案を発表しました。
原油や物価が高騰していることを受け学校給食の値上がり分を市が負担するための費用や運送業など燃料を多く使用する事業者を対象に補助金を支給する事業などを盛り込んでいます。
会見で倉敷市の伊東香織市長が6月補正予算案を発表しました。
主なものでは食品などの物価が上昇し倉敷市内の小中学校では4月分から給食1食あたり30円程度値上げをしていることから家庭への負担を減らすため市が値上げ分を負担します。
負担するのは1年間分で必要な費用2億2500万円を計上しました。
市が負担する費用については給食費の徴収で調整し還元していく方針です。
また原油価格も高騰していることから運送業やクリーニング業など多量に燃料を使用し影響を受けている事業者を対象に最大で40万円まで補助する事業に5億円をあてます。
さらに原油高騰への対応と環境にやさしい電気自動車の推進に向け事業者や法人が業務用として電気自動車を購入する際に1台あたり20万を補助する経費に4000万円を計上しています。
新型コロナ関連では感染対策として事業所のトイレや更衣室など共同で利用する場所を増設・改修する事業者に補助金を支給する経費に3億円を盛り込みました。
その他、新型コロナの影響で利用が落ち込む公共交通の利用促進のため路線バスと水島臨海鉄道の無料デーを秋ごろの休日に実施する費用に1500万円。
水島臨海鉄道の国鉄時代からの車両を活用しながら観光ツアーなどで沿線の観光資源を発信する事業に770万円を計上しました。
倉敷市一般会計の補正予算案は55億4200万円の増額となっています。
一般会計補正予算案は6月6日に開会する市議会で提案されます。




