西日本豪雨による水害の記憶を後世に伝えようと倉敷市真備町で水害伝承のための写真などを募集しています。
「水害伝承の展示会」は災害の記憶を忘れずに後世に語り継ぎ今後の防災に備えるための展示会です。
真備町では明治28年にも大洪水に見舞われ浸水の被害にあいました。
しかし当時の記録は正確に伝承されていませんでした。
平成30年の西日本豪雨ではおよそ5500棟が全壊や半壊の被害を受け関連死を除き51人の死者がでました。
今回の展示会では被災や避難の様子、街の復興が分かる写真やものなどを募集し、真備町の水害の歴史を伝承することが目的です。
写真は現在10枚ほど集まっていて、そのほとんどは町が浸水している写真です。
車が半分ほど水に浸かっているものや玄関まで水が入ってきているものなど町が、水に飲みこまれていることが分かります。
こちらは浸水によって濡れた写真をきれいにする写真洗浄の場面です。
一枚一枚丁寧に泥を落とし、思い出の品を蘇らせています。
また、西日本豪雨後に行われた岡田地区の秋祭りや復興イベント「KIZUNAフェスタ」など真備の復興の歩みを見ることもできます。
水害伝承の展示会は7月1日から4日まで、マービーふれあいセンターで開かれます。
「水害伝承の展示会」実行員会では災害を伝承する写真を現在も募集しています。
締め切りは6月15日で、メールで写真データをお送りください。
(denshomabi@gmail.com)




