2024年度の完成を目指す玉野医療センター新病院の概要がまとまり、このほど市民説明会が開かれました。
こちらが、新しい病院のイメージ画像です。
玉野市宇野の文化センターと検察庁の跡地に、地上6階、延べ床面積1万3000平方メートルの規模で建設します。
建物は免震構造で、地盤より1・5mかさ上げして津波や高潮に備えます。
1階は外来部門が中心で、2階は特殊外来と事務・給食などの管理部門が入ります。
3階から6階に入院患者を受け入れます。
ベッド数は190床です。
3階は回復期リハビリ病棟で、4階には手術室、6階には感染症対応の病室を設けます。
今後は実施設計を行い、来年2月ごろから建設工事に着手。
2024年秋に竣工、引っ越し、2025年1月の新病院開院を目指します。
玉野医療センターは、去年4月に経営統合した公立の玉野市民病院と民間の玉野三井病院の機能を集約するため、新しい病院の建設を進めています。
新病院の新たな取り組みとして、救急医療体制充実を目的に、消防本部の隊員が訓練できる設備を設けます。
また、玉野三井病院で行っている訪問診療などの在宅サービスを充実させます。
この日の説明会では、集まったおよそ30人の市民から質問が相次ぎました。
新病院の外来13科は、2つの病院からすべて引き継ぎますが、産婦人科の復活は「医師の確保が困難」と説明。
かねてから要望の声が出ている午後の外来診療については、「地元医師会と協議する」として、いずれも明言を避けました。
玉野医療センターは、建設業者を選ぶための公開プレゼンテーションを26日、玉野市奥玉のすこやかセンターで開催しました。




