西日本豪雨災害で決壊した小田川の堤防強化工事が概ね完了したことが報告されました。
堤防の強化工事が完了したのは、高梁川との合流点から上流のおよそ7.2キロで、対象となる区間は、左岸と右岸あわせておよそ11.5キロです。
2019年10月から本格的に開始した強化工事では、堤防の道路の幅を5mから7mに拡げ、避難や緊急車両の通行をしやすくしています。
また、小田川の川底の掘削工事で発生した土砂を活用して堤防の厚みを増やしています。
堤防の強化工事の8割が完成したことをうけ開かれた記念式典では、関係者およそ70人が出席。
国土交通省中国地方整備局の多田 智 局長や伊東香織倉敷市長が挨拶に立ち、住民の安心安全のまちづくりの一歩となると話しました。
堤防の強化は服部地区の一部区間と、樋門などの補強が必要な場所あわせて2キロが残っていて、高梁川と小田川の合流点付け替え事業と同じく令和6年3月末の完了を目指しています。
今回完了した整備区間は、明日27日午前9時から一般開放されます。




