岡山市を拠点に活動する和紙工芸家の作品展が、倉敷美観地区のギャラリーで開かれています。
倉敷市本町のArtSpace路ゞには、和紙工芸家・梅田剛嗣さんの作品およそ200点が並びます。
中でも注目は、洗える和紙の器。
厚紙や木の板などのベースに墨や柿渋で染めた和紙を貼り重ね、水洗いできるようウレタン樹脂をコーティングしています。
20年ほど前から染め和紙を使ったタペストリーや箱、トレーなどを制作していた梅田さんは、およそ3年前、料理好きの幼馴染からのリクエストをきっかけに和紙の器を作り始めました。
こちらは、緑や赤などの色墨で染めた皿です。
淡く優しい色合いが春を感じる風景にも見え、食器としてだけでなくインテリアとしても楽しめます。
そのほか、ベンガラの赤が鮮やかな作品や、黒ベースに金銀の装飾が煌めく作品も人気を集めています。
作品展は、今月28日まで開かれています。
26日には、和紙の染め作業などを体験できるコースター作りのワークショップを開催する予定です。
ワークショップ日時:26日午後1時~
参加費:1000円(税込)
問い合わせ:086-527-5000(ArtSpace路ゞ)




