総社の観光や文化を4日間かけて学ぶプロジェクト「総社観光大学」が行われ、今月18日の講座では国の重要無形文化財備中神楽を鑑賞しました。
総社市の影社中によって披露されたのは、備中神楽ならではの演目、「吉備津」です。
「吉備津」は人々を困らす悪い鬼「温羅」を、「吉備津彦命」が退治するという物語で、昔話・桃太郎の原型ともされています。
物語を語る重要な役割を果たす太鼓の音と共に温羅と吉備津彦命の合戦が繰り広げられました。
白い布を血吸川に見立て川の両岸で弓を引きながら激しくぶつかり合うクライマックスシーンは特に見どころです。
そして最後は居眠りをしているところに吉備津彦命がそっと後ろから近づき、温羅を征伐し幕を閉じます。
備中神楽の鑑賞会は、総社市の観光や文化を伝える人を育成するプロジェクト、総社観光大学の講義のひとつとして行われました。
今月16日からはじまった総社観光大学には市内外から22人の受講生が集まり4日間の短期集中講座を通して総社の観光とその魅力を学びました。
総社市では来年以降もこの総社観光大学を開催していきたい考えです。




