早島町は、議会に提案していた新年度当初予算案を取り下げました。
事前に行われた委員会審査での否決を受け、議会最終日に改めて修正案を上程する予定です。
きょう(14日)再開した本会議の冒頭で、中川真寿男町長が発言しました。
一般会計総額56億7000万円の当初予算案は、先週9日までに町議会の予算審査委員会で審議され、反対多数で否決されました。
委員会では、国のコロナ対策交付金を活用した事業の使い道が一部で不適切と指摘。
学童保育との併用で手狭な児童館や待機児童の対策に予算を充てていないことなども問題視しました。
執行部は、このまま本会議でも否決されれば町民生活に影響を及ぼすと判断し、いったん予算案を取り下げることを要請。
議会の賛成多数で許可されました。
修正案では、コロナ対策交付金を財源にした買い物バスの実証実験を予算案から削除。
児童館問題については、年少の児童が親子で過ごせるスペースを町民総合会館ゆるびの舎に確保するとした代替案を示し、必要経費を予算化します。
これにより歳出の総額は、72万9000円増えます。
修正された予算案は、3月定例町議会最終日の16日に上程される運びです。




