今月末で閉校する倉敷市の霞丘小学校で、地元のプロオーケストラのメンバーが演奏を披露しました。
霞丘小学校の体育館で演奏会を開いたのは岡山フィルハーモニック管弦楽団のメンバーです。
体育館には霞丘小の児童5人と、地域の人たちが集まりました。
霞丘小学校は、1967年に主に川崎製鉄の従業員世帯を対象にした小学校として開校。
社宅の撤退に伴い年々児童数は減少し市教委は設立当初の役割を終えたことから閉校を決めました。
閉校を知った岡山フィルが、子どもたちに音楽で思い出を作ってもらおうと演奏会をプレゼント。
ヴァイオリンとヴィオラ、チェロによる弦楽四重奏でヴィヴァルディの「春」をはじめとしたクラシック曲や、レミオロメンの「3月9日」といった卒業ソングなどを披露しました。
プロの見事なアンサンブルに児童や地域の人たちは聴き入っている様子でした。
また、閉校が決まり、次の学校へ行く子どもたちを応援しようと学校が企画したオリジナルソング「TABIDACHI~霞丘の空へ~」を演奏。
歌詞は、子どもたちに「思い出になっていること」を聞いて出たキーワードをもとにつくられたものです。
児童たちは弦楽器の演奏に合わせて一緒に歌っていました。
霞丘小学校では今月24日に閉校式が行われます。




