川崎医療福祉大学医療福祉デザイン学科の卒業制作展が倉敷市立美術館で開かれています。
今年の卒業制作展のテーマは「誰かのためを想うデザイン」。
会場には、川崎医療福祉大学医療福祉デザイン学科で医療や福祉の分野でのイラストを学んだ4年生14人によるパネルや動画など232点の作品が展示されています。
卒業制作は学科の教員などによる審査が行われていて、最優秀賞には2人が選ばれました。
池内佑衣さんはコミュニケーションが苦手とされる自閉症の子どもを対象にした2ヵ月に1回届くおもちゃの定期便を提案。
興味が持てるよう音が鳴るものや手触りが面白いものを取り入れ就園前までの、親とのコミュニケーションをとりながら苦手な分野を楽しく伸ばせるおもちゃをつくりました。
武久真奈さんは、新型コロナについて受け取る情報が偏りやすいZ世代に伝えるためのコンテンツを制作。
分かりやすいイラストを活用しパネルや立体などの展示やWEBサイトを展開しました。
そのほか、子どもが楽しく運動に取り組めるダンス動画や、見た目だけで判断する偏見に気づいてもらおうというキャラクター作品など、医療福祉分野に対する問題解決に向けて学んだ集大成となる作品が揃いました。
川崎医療福祉大学医療福祉デザイン学科の卒業制作展は今月6日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。




