新型コロナの感染拡大対策として県内全域に出されている「まん延防止等重点措置」について、岡山県は、今月20日までとしている期間の延長を国に要請することを決めました。
岡山県によると新規感染者数は、2月1週目をピークに、前の週は若干下がりましたが、引き続き高い水準で推移しています。
また、医療機関の病床使用率が直近で52・9%となり、このままいけば医療体制が危機的な状況に陥るとして、国にまん延防止等重点措置の期間延長を要請すると決めました。
伊原木隆太知事は、きのう(15日)の会見で、子どもや高齢者への感染拡大懸念を示していました。
感染者を年代別で見ると、10代以下の子どもが3割を占める傾向が続いているほか、60代以上の高齢者の割合がじわじわと上がっています。
また、直近2週間のクラスターの発生状況を見ると、高齢者施設や医療機関でのクラスター発生が増えています。
まん延防止措置は、21道府県で今月20日に期限を迎えますが、国は18日までに延長するか決定する見通しです。
◆1週間ごとの感染者数
1月2日~162人
1月9日~874人
1月16日~2830人
1月23日~5000人
1月30日~7549人
2月6日~6348人
◆年代別割合
1月13日~10代以下30・8% 60代以上6・9%
1月20日~10代以下29・4%、60代以上11・7%
1月27日~10代以下29・7%、60代以上14・3%
2月3日~10代以下32・5%、60代以上15・8%




