倉敷美観地区で長年親しまれてきた民芸店の店主が交代しきょう、新たなスタートを切りました。
倉敷美観地区の融民芸店。
まだ薄暗い店内で準備を進めるのは新しい店主の山本尚意さんです。
創業50年を節目に店を引き継ぎ、およそ1か月の準備期間を経て再開の日を迎えました。
山本さんは開店を前にSNSに掲載する用の写真を撮ったり、備品を整理したりして準備を進めます。
午前11時、看板を取り付けていよいよオープンです。
店内には、倉敷ガラスをはじめ、前の店主・小林融子さんが直接仕入れた陶器などの民芸品の数々が並びます。
岡山市の民芸品店で長年働いてきた山本さん。
前の店主・小林さんの民芸の思いを引き継ぐとともにこれまでの経験をいかし訪れたお客さんに品の特徴や魅力を丁寧に伝えていました。
長年親しまれてきた老舗の再開に地域の人からは花やお祝いが届きました。
これまでの店主、小林融子さんも駆け付け、店を見守ります。
山本さんは、今後小林さんの意志を引き継ぎながら新たにオンライン販売にも力を入れ使いやすく親しみやすいものを届けていきたいと考えています。
地域に愛され50年、新しいスタートを切った民芸店の今後に注目です。




