KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

早島町の鶴崎神社で製品が特産のイ草を使ったジャンボ干支が公開されました。


鶴﨑神社の総代や氏子によって外された幕。
境内に現れたのは体長３．４ｍ、高さ１．５ｍの来年の干支・寅です。
ガオーっと吠える姿は迫力満点で勢いよく駆け抜ける瞬間が切り取られています。
作ったのは宮司の太田浩司さんです。
太田さんは町おこしの一環として平成１４年から折り紙のジャンボ干支を作り始めました。
その後、干支が一巡したことから平成２６年の「午」から製品が特産である「イ草」を使ったジャンボ干支に挑戦。
地元の畳表の業者に製品の切れ端を譲り受けて製作しています。
中でも寅はこれまでで最も難しいと考えていたそうで、茶色に染められたイ草を使って縞模様を表したほか、今回初めて口を作り、鋭い牙にこだわりました。
１度は最初から作り直すなど試行錯誤し、およそ１カ月かけて完成させました。
地元住民の中には毎年年賀状の写真に使う人などもいて、お正月の風物詩となっています。
鶴﨑神社の元日は感染対策を徹底した上で２年ぶりに餅つきと太鼓の奉納を行うということです。
躍動感あふれる寅の特徴を見事に捉えたジャンボ干支は来年２月３日まで展示されています。
鶴﨑神社のジャンボ干支のライトアップは１２月３１日は午後１１時半から夜明けまで、正月三が日は日没から午後９時までです。