今週予定されていた将棋の竜王戦第5局・倉敷対局は、第4局で決着がついたため幻になりましたが、藤井聡太新竜王を倉敷に招いて祝賀会が行われました。
はかま姿の藤井聡太新竜王が登場すると、割れんばかりの拍手が送られました。
「藤井聡太竜王誕生を祝う会」の会場には、一般公募の将棋ファンを含めおよそ100人が集まり、10年ぶりの倉敷訪問を歓迎しました。
藤井竜王は2011年、全国小学生倉敷王将戦に出場。
その結果、見事優勝しています。
将棋が大好きな伊原木隆太県知事や、将棋のまちづくりに力を入れる伊東香織倉敷市長のスピーチも、いつも以上に熱がこもっていました。
そして、3年前から竜王戦第5局の誘致を進めてきた守永一彦実行委員長は、この一言。
そして、将棋の高校新人戦で岡山県代表に選ばれた倉敷高校2年の冨岡彩羽さんが、藤井竜王に花束を贈呈しました。
また、参加した人には、竜王戦で出される予定だった「幻のおやつ」が振舞われました。
さらに、竜王戦第四局の終盤戦を、藤井竜王自ら大盤を使って解説するという将棋ファンにはたまらないコーナーも用意されました。
聞き手を務めたのは、今年の秋にプロ棋士になったばかりの、倉敷市出身・狩山幹生四段です。
プロになって初めてという解説会の聞き手でしたが、相手が強すぎたようです。
およそ1時間の祝賀会でしたが、最後に藤井竜王がファンに対してさらなる飛躍を誓いました。




