総社市下原在住の墨彩画家枝松國明さんが、作品を雪舟生誕地公園に寄贈しました。
寄贈された作品は「宝福寺散策」です。正面奥に総社市の井山宝福寺の三重塔が厳かに佇み、手前には、今の時期に見頃を迎える鮮やかな紅葉とそれを見に訪れた親子連れなどが描かれています。
縦91センチ、横65・2センチの大きさのこちらの作品は総社市出身で中学校教師だった枝松國明さんが2011年ごろに描いたものです。
現在94歳の枝松さんは水墨画に色をつけた墨彩画を66歳から本格的に始め、ミレー友好会展で内閣総理大臣賞などを受賞しています。
また、夏休み子ども水墨画展では始まった平成23年から審査員を務めるなど水墨画の振興にも尽力してきました。
総社のさまざまな風景を墨彩画として残してきた枝松さんは3年前の西日本豪雨で自宅が被災。
やむを得ず捨ててしまったものもありましたが、こちらの作品は無事でした。
総社市出身の水墨画家・雪舟を顕彰する雪舟生誕地公園のオープンからきのう(11月)21日で1周年迎えました。
枝松さんは子どもたちがより楽しみながら水墨画や墨彩画に触れてほしいと今回、作品を寄贈することにしました。
作品は当面、展示される予定です。




