県内の ものづくりに関連する企業などの新技術や新製品を一堂に集めた大規模展示商談会がきょう(16日)から岡山市北区のコンベックス岡山で始まりました。
数ある展示の中でも特に注目を集めていたのが、こちら。
倉敷市水島発の研究団体MASCが中国の企業とビジネス開発を目指している電動の「空飛ぶクルマ」です。
今回は特別にコックピットに乗り込むこともできました。
空飛ぶクルマ「イーハン216」は今年6月に初めて屋外での試験飛行が行われました。
全長5・61m、高さ1・74mの機体には最大で220kgの人や荷物を載せられます。
最高時速は130km、1回の充電で21分間、35kmの距離を飛ぶことができます。
MASCでは今後、「空飛ぶクルマ」のデモフライトや産業観光ツアーなどを行っていく方針です。
この他、展示会場には県内企業150社による様々なブースが設けられました。
会場内を無人走行する車や、製品説明コーナーなどに訪れた人は足を止め、最新の技術を肌で感じている様子でした。
岡山県は優れた技術や製品を持つ企業が多くあり、県内総生産のうち製造業の占める割合が全国平均を大きく上回る「ものづくり県」として知られています。
この展示には毎年、県内に15ある工業系の高校生たちも招待され、企業との就職マッチングの一助も担っています。
おかやまテクノロジー展2021はあすも岡山市北区のコンベックス岡山で開催されます。




