空気が乾燥するこの時期に合わせ、山火事を想定した消防訓練が玉野市のみやま公園で行われました。
訓練の舞台は、みやま公園。
赤松池の東側にある標高130mの小高い山です。
出火の一報を受けて、およそ10tの水を積んだ水そう車が出動しました。
荷台に積まれた長さ20mのホースを下ろし、消防隊員が担いで火元まで向かいます。
20mごとにホースをつなぎながら、およそ5分で240m先にある火の出たポイントに到着です。
山火事の出動経験が少ない若手の消防職員も交じっていて、ベテランからのアドバイスを受けながら訓練にあたっていました。
放水が終わり、無事訓練が完了したと思いきや。
火がほかの場所に燃え移ったという想定で、今度はポンプ車を使って赤松池から水をくみ上げ、山の中にホースを伸ばします。
この訓練では、火の出た場所しか伝えていないため、どのルートでホースを通すかは、現場の隊員の判断に任せています。
出火場所の頂上近くまでたどり着いた隊員ですが、ここで思わぬトラブルが発生しました。
水が頂上付近まで上がらないため、ポンプ車を入れ替えて、再びチャレンジ。
すると、今度は水が頂上付近まで届くようになり、放水することができました。
使ったホースは合計40本以上、およそ1時間の訓練でした。




