課題研究として倉敷美観地区の観光ガイドについて学んでいる倉敷商業高校の3年生が、美観地区に精通する人に実際に案内をしてもらうなどして、ガイドのコツを学びました。
倉敷商業高校では、地元に誇りを持ち地域についてより深く知ることを目的に、3年生の商業科目として6年前から倉敷美観地区の観光ガイドについて学ぶ課題研究を行っています。
今年は商業、情報処理、国際経済の3つの科から27人が参加し、1学期から観光ボランティアガイドに話を聞くなどしてきました。
この日(5日)講師として迎えたのは、NPO法人倉敷町家トラストの代表理事を務める中村泰典さんです。
倉敷美観地区で生まれ育った中村さんは、町家や蔵などを中心とした江戸時代からの町並みが、明治以降に建てられた洋風建築や倉敷川畔の柳並木と調和し、全国的にも優れた歴史的景観を形成していると話しました。
また、倉敷美観地区が様々な街の営みにより現在のような観光地になっていると説明しました。
生徒たちは座学の後、中村さんに美観地区の中を案内してもらいました。
倉敷美観地区に精通する中村さんならではの話を聞いた生徒たちは美観地区への理解を深めている様子でした。
理事課題研究に取り組む倉敷商業高校の3年生27人は、今月12日と26日に実際に倉敷美観地区で観光ボランティアガイドとして活動を行います。




