KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

玉野市の中学校と東京都の国税庁をオンラインでつなぎ、税金についての課外授業が開かれました。
全国で初めての試みです。
オンラインによる第１弾の授業が行われたのは、玉野市の荘内中学校です。
３年Ｃ組２８人のパソコンとつないだ先は、全国の税務署を取りまとめる東京・霞が関の国税庁。
江崎順子広報室長が講師を務めました。
テーマは、国の税金の使われ方。
消費税や所得税の仕組みや社会保障費と借金の増加による国の厳しい財政状況を４０分間で学びます。
ポイントは、オンライン通信の機能を生かした双方向の授業です。
例えば、知っている税金の名前を生徒がチャットで回答。
３択クイズでは、「挙手」ボタンを押して反応します。
難しい内容に生徒も真剣で、参加型の仕組みを取り入れた新しい形の授業になりました。
荘内中学校のほかに、５日には日比小学校の６年生を対象に行われました。
国税庁によると、今年度は全国１１校でオンライン授業を行う予定です。
税の授業は本来、各地域の税務署や法人会が企画するのが一般的ですが、コロナ禍で実施回数が例年より４割程度減っています。
また、ＧＩＧＡスクール構想によるパソコン環境の整備も進んでいて、新しい租税教室のあり方として、国税庁が企画しました。