倉敷市真備町の中学生と高校生で作るボランティア団体が防災訓練を子ども向けにアレンジしたイベントを開催しました。
イベントには倉敷市内の園児や小学生40人が参加しました。
子どもたちに教えるのは倉敷市や総社市、矢掛町など県内の学校に通う中学生と高校生です。
参加した子どもたちは8つのブースを順番に回り、ゲームやクイズ形式で楽しみながら防災への知識を深めていました。
中でも建物の下敷きになっているカエルの人形をジャッキで救出する体験コーナーや、毛布を担架にして、運ぶタイムを競うゲームでは夢中になって取り組んでいる様子でした。
子どもたちは毛布の両端をくるくる巻いて上から持つと担架の代わりになることなどを学んでいました。
「まびっこカエルキャラバン」と題されたこのイベントは、3年前の西日本豪雨を受け、子どもたちが元気を取り戻せるようにと地元の生徒が中心となって企画したものです。
当時真備中学校の1年生だった2人が被災後1ヵ月ほどで中高生のボランティア団体を立ち上げ、おととしイベントを初開催。
去年は新型コロナの影響で中止となり、今回が2回目です。
現在メンバーは真備町在住の8人で、県内の中学生と高校生にも協力してもらいながら活動しています。
イベントは今後も年に1回の開催を継続していきたいと考えています。




