今年の米の価格が大幅に下落しているのを受け、倉敷市農業委員会が市に対策を求めました。
新型コロナ感染拡大によるイベントの中止や外食産業の不振で米の需要が低迷し米余りが続いています。
県内JAが発表した農家に一時的に支払う概算金は、今年のあきたこまちだと(60キロ当たり一等米)前の年の1万3260円から30パーセント減の9300円と過去最大級の下げ幅になりました。
倉敷市粒江のこちらの農家でも去年と比べ米の価格が落ち、売り上げから経費を引くと利益が残らない厳しい状況です。
採算が取れないこのような状況では、米農家の減少につながりかねないため、倉敷市農業委員会の吉田幸夫会長が伊東香織倉敷市長へ意見書を手渡しました。
農業経営の継続と共に農地を保全できるよう、米の価格下落に対する対策を早急に行うことを強く要望しました。




