KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

いよいよ今度の日曜日１２日に総社市議会議員選挙が告示されます。
コロナ禍では初めての市政選挙ですが、市の選挙管理委員会では投票率アップのため、感染防止対策に力を入れています。


過去３回分の投票率を見ると、２００９年は６２・１０％、２０１３年は５３・９５％、２０１７年は４９・１６％と、減少傾向にあります。

総社市選挙管理委員会　　岡本　勲　委員長
（投票率の下落傾向について）
「市の現状にそれほど不満を持っていないことが一つ、もう一つは当事者意識・社会参加の意識がちょっと弱くなりつつある。大きく言えば国政からはじめて、全員が地域の政治に深い関心を持つ。こういう時こそ選挙への意識を持っていただく」

投票所の感染対策は、去年秋の県知事選に続いて徹底します。
「投票所に担当がいるので間隔をあけて入場していただくようお願いしています。入口の消毒、通風換気、使用した鉛筆の一本一本の消毒など万全を期している。ぜひ安心しておいでいただきたい」

そして、万が一、新型コロナに感染した場合でも、条件によっては投票する権利を行使できます。

「特例郵便投票と申しましてコロナ等で自宅で療養されている方が、その場で投票していただく制度がある。どんな方にも必ず市政に関心を持っていただいて参加していただくこと」

１５日までに所定の手続きを行えば、自宅または宿泊施設の療養中の人でも一票を投じることができます。　

また、期日前投票のコロナ対策にも力を入れます。こちらは前回２０１７年の市議選での期日前投票の推移です。１日あたりの投票者数は、週末に向けて増えています。そこで市は、例年会場となっている総合福祉センター３階に加え、混雑が予想される木曜から土曜の３日間に限定して、すぐそばにある総合文化センター・中央公民館にも期日前投票所を設置します。

去年秋の県知事選で初めて期日前投票を２会場にしましたが、全体の１割が増設した会場に流れました。さらなる分散には認知度を高めるなど課題はありますが、密を避ける観点では安心材料になりそうです。

期日前投票は１３日から１８日まで、午前８時３０分から午後８時までです。なお、期日前第２投票所の中央公民館は、１６日・１７日・１８日の３日間午前８時３０分から午後５時まで開いています。

総社市選挙管理委員会　　岡本　勲　委員長
「投票は総社の未来を決める　総社の活性化の元ですので。ぜひ市政に関心をお持ちいただいて投票においでいただきたい」