倉敷美観地区の旧中国銀行の建物を活用した大原美術館の新たな施設、新児島館の第1期工事が完了しきょう(7日)、竣工式が行われました。
新児島館で行われた竣工式には、関係者などおよそ10人が出席しました。
大原美術館は、市の指定重要文化財である旧中国銀行の建物を活用し新たな美術館、新児島館の整備を去年8月から進めてきました。
およそ5億円かけて行われた第1期の工事では金庫や応接室といった銀行設備を美術館の設備に変えたほか建物東側を増築し美術教育に使うレクチャールームなどを整備しています。
新児島館には、これまで倉敷アイビースクエアに保管していたおよそ150点の児島虎次郎の作品や虎次郎が収集したエジプト・西アジアの古美術品が展示されます。
新児島館では今後、収蔵庫や展示ケースなどを整備する第2期工事を進めていきます。
来月1日にはミュージアムショップや大原美術館ゆかりのアーティストによる展示を行い、誰でも自由に入場できるようにします。




