倉敷市は9月定例議会に提案する補正予算案を発表しました。
新型コロナの感染により通学ができない小中学生のためにオンライン学習環境を整備する費用などを盛り込んでいます。
倉敷市の一般会計補正予算案は104億9700万円の増額です。
このうち新型コロナウイルスの感染対策として17億2200万円を計上しています。
■オンライン学習環境整備経費 600万
主なものでは市立の小中学校に動画配信用のカメラとマイクを整備し児童・生徒やその家族が新型コロナウイルスに感染し通学が困難となった場合、教室での授業風景を動画で配信し家庭でオンライン学習ができるようにします。
【インタビュー】
◇倉敷市 伊東香織市長
「ウェブカメラを黒板と先生が見えるところに設置して、クラスの先生の声・同級生の発表の声が聞こえるようなところにマイクを設置する。
インターネットを使った動画配信で家庭のパソコンやタブレットで勉強ができるようにする。
休みの間の勉強の遅れが少しでも少なくなるようにしたい。」
■住民票など証明書手数料のキャッシュレス化 2400万
そのほか、新型コロナの感染対策と市民の利便性を高めるため住民票などの証明手数料をキャッシュレス決済できるよう本庁舎や支所などに専用のレジを整備する費用に2400万円が盛り込まれました。
■倉敷ファッションセンターコワーキングスペース整備経費 900万
またテレワークが進む中児島地区への企業の進出や移住を後押ししようとオープンスペースで仕事や商談などができる「コワーキングスペース」を倉敷ファッションセンターの1階に整備する事業に900万円を計上しました。
倉敷市が「コワーキングスペース」を整備するのはこれが初めてでレストランだった場所を改装し22席を設けます。
完成は年度内を目指します。
そのほか、水島緑地福田公園の体育館のアリーナ床が経年劣化していることから全面修繕するための費用や来年4月に建て替えて開館する倉敷児童館で日曜と祝日に就学前の子どもを預かる休日保育を行う事業などが盛り込まれています。
一般会計補正予算案は9月1日に開会する9月定例市議会に提案されます。




