新型コロナウイルスワクチンについて、総社市で行っている高校生以下の子ども向け接種が本格化しています。
今週末は360人が集団接種を行っていて、市では「一定のニーズがある」として、今後も接種環境を整える考えです。
子ども向け集団接種は、総社市保健センターで行われています。
12歳から18歳まで、学年で言うと、小学6年から高校3年までの児童・生徒が対象です。
21日・22日の2日間で360人がファイザー社のワクチンを接種する見込みです。
予約は11日から受け付けましたが、数日でいっぱいになったそうです。
総社市では6月上旬、学校単位での集団接種の方針を掲げましたが、市民などから猛烈な批判を浴びて断念しました。
それを受け7月には市の感染症専門家会議などでの議論を踏まえ、接種する・しないの判断が差別につながらないよう配慮したうえで希望する時期に、こどもが接種できる体制を確保することなどを盛り込んだ方針を決めました。
現在個別接種と集団接種を選べるようにしていて、8月上旬には18歳以下を対象にした最初の集団接種を実施。
予約枠いっぱいの180人がワクチンを打ったということです。
総社市は、子ども接種対象の市民およそ4000人のうち、およそ1800人が接種済みまたは接種を予約したと推計していて、「引き続き希望者が接種できるように環境をしっかり整えたい」としています。




