東京パラリンピックの聖火を採火する式典が、今月12日から岡山県内の市町村で始まりました。
【倉敷市】
倉敷市の採火式は、3年前の西日本豪雨で被災した真備町で開かれました。
真備地区の6つの小学校と倉敷まきび支援学校、倉敷支援学校から代表の児童8人が集まり、採火を行いました。
真備町特産の竹で作った採火棒で、事前に太陽光から起こした火を1人1人繋いでいきます。
そして、真備町の小中学生がメッセージを寄せた採火台に灯された聖火は、「真備復興への絆の火」と名付けられました。
【総社市】
総社市では、「復興五輪」の趣旨を踏まえ、市内の2人が火を起こしました。
「復興の火」を、西日本豪雨とアルミ工場爆発の災害から立ち上がった下原・砂古自主防災組織の副本部長・川田一馬さん、「福祉の火」を、聴覚障害のある元パラ陸上選手で全国大会で優勝経験を持つ秦在住の丸山津久志さんが担いました。
このような火起こし機を使って採火します。
復興の火と福祉の火はランプに移され、16日まで市民に公開されました。
【玉野市】
玉野市では渋川海岸で事前に太陽光を利用して起こした種火を黒田 晋市長が採火しました。
採火式に招かれた玉野市身体障害者福祉連合会の関係者たちはランタンに採火された聖火とともに記念撮影を行い自国開催のパラリンピックに向け気運を高めている様子でした。
【早島町】
早島町では、13日の採火式を前に懐中電灯の反射板を使って太陽光から火をおこしました。
式は、地域活動支援センター「栴檀の家」で開かれ、センターの利用者でスポーツに親しんでいる三和大晃さんが採火台へ火を灯しました。
県内27市町村が起こした聖火は今夜(16日)岡山県総合グラウンド陸上競技場で1つに集められ、「岡山県の火」となり、開催地の東京へ向かいます。




