2018年7月の西日本豪雨被害を受け、小田川と高梁川の合流点を付け替える工事が進む中、倉敷市船穂町柳井原地区では新たに建設されている橋梁の工事が本格化しています。
今月3日から始まったこの工事は、柳井原貯水池を流れる新たな小田川のルートをつくるため下流の締切堤防上の市道を橋梁に付け替えるものです。
きょうは橋桁の一部を設置する作業などが行われました。
新設される橋梁は全長187メートルで幅はおよそ10メートル、片側1車線で歩道も付けられます。
橋梁の付替え工事は来年度中に終える予定です。
小田川と高梁川の合流点付け替え工事はおととし(2019年)6月に着工しました。
現在は小田川沿いの南山で掘削した土砂を利用し柳井原地区や周辺の耕作地などへ堤防を築く工事などが進められています。
これらの工事により小田川は現在よりおよそ4・6キロ下流で高梁川と合流します。
小田川と高梁川の合流点付替えにより河川の流れをスムーズにし、増水時の水位を下げ河川氾濫などのリスクを軽減することができます。
高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所濱本賢太郎副所長小田川と高梁川の合流点付け替え工事は2023年度末に完成する予定です。
今月(8月)1日時点で工事の進捗率は49%となっています。




