玉野市では、教師の働き方改革として今年度から生徒数の多い荘内中学校と宇野中学校にテスト答案のデジタル採点システムを導入しています。
デジタル採点システムとは、スキャナーで読み込んだ生徒の解答を、パソコンで採点するもので、採点にかかる教師の負担を減らすとともに、空いた時間で生徒との交流を増やすことが狙いです。
スキャナーで読み込まれた解答は、問題ごとにモニターに表示され、最大で同時に24人の採点ができます。
クリック一つで〇や×、△がつくため、記号問題だけではなく、文章問題も採点でき、部分点もつけることが可能です。
また、これまで手作業で行ってきた問題ごとの正答率の集計も自動で行われ、生徒が苦手としている分野や問題が一目でわかります。
このシステムが導入されたことで、荘内中では、これまで1クラス3時間以上かかっていた採点が、大幅に短縮され、1時間ほどで終わるとのことです。
現在は荘内中と宇野中のみですが、玉野市教委では2校の結果を検証しながら今後の活用を検討していくそうです。




