現代美術として陶表現に挑戦している倉敷市在住の陶芸家市川透さんの作品展が天満屋倉敷店で開かれています。
今回の作品展のテーマは「VANISHING POINT」。
作品は矛盾のないリアリティという意味が込められています。
市川さんは、陶芸界のみならず現代アートの世界でも注目されているアーティストの一人です。
東京都出身で、40歳の時に備前焼作家に弟子入りし、6年前に独立しました。
金属や鉱物を溶かしてつくる鮮やかな色と神秘的な形をした酒器や花器など80点ほどが展示されています。
中でも象徴的なのが「libralism」と題したこの作品。
直訳すると、自由主義です。
側面に2つの顔があり、人間の陰と陽を表しています。
一方、現代に生きる織田信長を表現したこの作品。
かぶとや刀をイメージした形と、織田信長の豪華絢爛さを表した色使いは市川さんならでのものです。
市川透さんの作品展は、天満屋倉敷店で28日まで開かれています。
なお市川さんは、27日まで会場にいるということです。




