真備町最大の文化施設が3年ぶりに再開しました。
平成30年の西日本豪雨災害で被害を受けたマービーふれあいセンターの復旧工事が終わりきょう記念式典が開かれました。
真備町最大の文化施設マービーふれあいセンターです。
施設は3年前の豪雨災害で高さ約3・5メートルまで浸水しすべての設備が被災した。
災害当初、施設の駐車場は家庭から出された災害廃棄物を仮置きする場所として利用されました。
そして2019年の3月から2年間、被災した事業者に営業を続けながら再建を目指してもらおうと倉敷市が復興商店街を整備し5つの店舗が利用しました。
地域の復興を支えてきたマービーふれあいセンターはきょう施設内の復旧工事を終え3年ぶりに再開となりました。
再開を記念した式典が開かれ真備町で活動する団体などが演奏しました。
被災した楽器を修復したり新調して活動を続けている吉備真備太鼓と竹のオーケストラは久しぶりに慣れ親しんできたホールで演奏を響かせた。
また施設のピアノは「郷土の中高生にクラシック音楽をプレゼントする会」の寄付金を活用して修復され式典では真備町在住のピアニスト橋本里香さんが修復したピアノで演奏を披露しました。
マービーふれあいセンターは1996年に倉敷市との合併前の真備町時代に開館しました。
施設内には音楽イベントなどを開くことができる大小の2つのホールの他に研修や会議のできる部屋や和室などが整備されています。
また1階には市民が作品を展示するスペースやラウンジも設けられ地域の人が幅広く利用することができます。
倉敷市は総事業費およそ16億円をかけてすべての部屋を修復し復旧させました。
今月26日には囲碁のタイトル戦の第46期碁聖戦5番勝負の第1局が、マービーふれあいセンターの和室で行われます。




