平成30年7月豪雨災害から来月で3年となります。
国土交通省が治水対策として5年計画で進めている小田川と高梁川との合流点を下流に付け替える工事も中間を迎え現場も目に見える形で進んでいます。
国土交通省では増水時に高梁川に支流の小田川の水が流れ込みにくくなる影響を抑えるため小田川と高梁川との合流地点をおよそ4・6キロ下流に移す工事を進めています。
この事業で大規模な工事となるのが南山を削り新しい川のルートを確保する工事です。
工事前の映像と比べて南山が大きく削られたことがわかります。
標高70メートルの南山は現在山頂から40メートルまで削られ今年度中には残り10メートルの高さまで到達する見込みです。
山の低い位置の層は堅い部分が多いためダイナマイトで破壊するなどしながら工事が進められています。
また並行して新しい合流点付近での工事も進んでいます。
締め切り堤防の道路の代わりとなる橋の建設が進められ来年度までに開通させます。
小田川と高梁川の合流点付け替え工事の事業費はおよそ380億円で2023年度の完成を目指しています。




