岡山県は飲食店などへ求めている営業時間短縮の要請について応じていない7つの飲食店に対し、特別措置法に基づく「命令」を出したことを発表しました。
岡山県が命令を出したのは今回が初めてです。
岡山県が営業時間短縮の命令を出したのは、岡山市内の接待を伴う飲食店など7店舗です。
県では、これまで文書や口頭など5回に渡り時短の要請を行ってきましたが、いずれの店も応じなかったため、4日に特措法に基づき罰則付きの命令を出しました。
7つの店のうち1つの店は命令に応じましたが、残りの6店は「経営が成り立たない」などとして、命令に応じず、午後8時以降の営業を続けました。
命令に応じなかった店について岡山県はホームページで店名を公表するとともに、県民に対し店を利用しないよう呼びかけています。
県では今後も店側が命令を拒否し続けた場合、30万円以下の過料を科すための手続きに入る構えです。
営業時間の短縮は岡山県が先月16日から県内全域の飲食店などを対象に要請しています。
県内には対象となる飲食店がおよそ1万3000店あり、職員らによる見回りなどの結果、5月末までに今回の7店を含め、37の店が要請に応じていないことが確認されています。
県では、残りの30店に対しても命令を出す方針です。




