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MASCが日本初導入 空飛ぶクルマ初飛行

「空飛ぶクルマ」が私たちの乗り物になる第一歩を踏み出しました。
航空宇宙産業に関連したビジネス開発を目指す倉敷市の研究団体が、日本で初めて「空飛ぶクルマ」を屋外で飛ばすことに成功しました。

中国のイーハン社が開発した自動運転航空機、いわゆる「空飛ぶクルマ」が、笠岡の空に上がりました。
少々の雨でも問題なく、およそ5分間、距離にして1kmほどの試験飛行に成功しました。
倉敷市水島地域への航空宇宙産業クラスターの実現に向けた研究会=通称「MASC」が国内で初めて導入した機体を、屋外でフライトしたのは日本初。見守った関係者も
喜びの声をあげました。
この空飛ぶクルマ「イーハン216」は2人乗りですが、無人でも飛べます。
操縦は地上から行います。
自律飛行も可能です。
全長5・61m、高さ1・74mの機体には最大で220kgの人や荷物を載せられます。
電動モーターとプロペラで飛行し、最高時速は130km、1回の充電で21分間、35kmの距離を飛ぶことができます。
MASCでは、設立当初から航空ビジネスの研究を重ね、2020年7月に3000万円以上かけて空飛ぶクルマを導入。
これまで試験飛行に向け、準備を進めてきました。
実用化すれば、旅客輸送や過疎地への物資輸送などに活躍できそうですが、航空法や道路交通法などさまざまな規制や課題があります。
そのため今後MASCでは、空飛ぶクルマのデモフライトや実機の見学を産業観光ツアーと連携させたり、地元の学生対象の学習プログラムに組み込むなどまずできることから始めていきます。また、MASCで航空分野を担当するグループの渡辺清二サブリーダーは「空飛ぶクルマの可能性にかけて、水島を次世代エアモビリティ、エアロスペースビジネスの城下町に発展させたい」と決意を語りました。

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  • 放送日:2021/06/04(金)
  • 担当者:六路木謙治
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