倉敷市内の病院で名誉院長を務める西山剛史さんが、国内外の風景をスケッチした作品を、美観地区にあるギャラリーで開いています。
イタリア・フィレンツェの町並み、鳥取・境港で描いた石見銀山子ども神楽。
独特のタッチでスケッチされた20点の作品が並びます。
プライムホスピタル玉島の名誉院長・西山剛史さん81歳が、最近5年ほどの間に訪れた国内外の風景です。
美しいもの、感動したものをその場で描いてきた西山さん。
例えば、南太平洋の島・タヒチで屋台が終わった様子をスケッチしたり、フランス・セーヌ川の早朝を描くなど、筆をとるタイミングは、旅の中で印象に残る瞬間です。
また多くの作品は、水性ボールペンで下書きをして、その上から水彩絵の具で色を付けています。
西山さんが絵を始めたのは、病院を開業した直後の35歳。
県展で入賞したこともある腕前です。
フランスにある修道院・モンサンミッシェルを描いた水墨画や、名画「睡蓮」のモデルとなったジヴェルニーのモネの庭を題材にした油絵も見ごたえがあります。
アフターコロナで世界各地を訪れ、風景を楽しんでほしいという想いも込めたという西山さんのスケッチ展は、6月6日まで、倉敷市のカフェ&ギャラリー青い鳥で開かれています。




