倉敷市内で唯一、イ草の栽培に取り組む今吉(いまよし)俊文(としふみ)さんの水田でイ草の成長を促す先刈り作業が行われ、イ草の一大産地として栄えた頃の懐かしい景色がよみがえりました。
今吉俊文さんは、自身で立ち上げたイ草の栽培から加工までを一貫して行う会社「イグサラボ」で加工するためのイ草を倉敷市上東にある5アールの水田で栽培しています。
去年、年末に手作業で植えられたイ草は70センチ程度まで成長し、さらに成長を促すためきょう(22日)、 40センチ程度にまで先を刈り取りました。
イ草は、1本の茎から何本もの新しい芽を生やします。
先刈りの作業では、古くなった芽の先を刈ることで生存本能を働かせ、新芽の成長を促します。
きょう(22日)は、およそ1万5000株の先刈りを行った後、
風であおられて草が倒れないようにするための網も設置しました。
今吉さんが栽培するイ草は、1メートル50センチほどまで成長させ、7月中旬に刈り取りを行う予定です。




