ここでGWに行われたイベントを一つお伝えます。
倉敷市の重井薬用植物園で4日、こどもの日を前にショウブの観察会が行われました。
先のとがった葉を伸ばすショウブ科のショウブは、池や沼などの水辺に生息し5月から6月頃にかけて見ごろを迎えます。
また、端午の節句にショウブを浮かべたお風呂に入ることで、無病息災で過ごせるという風習でも知られています。
観察会では、重井薬用植物園の片岡博行園長から参加者20人がショウブについて学びました。参加者はまず、本来のショウブと
間違えられることが多いアヤメやカキツバタ、ハナショウブとの違いを教わりました。ショウブ科のショウブは、
小さな花が集まったこん棒状の花穂を付けます。
これに対し、間違えられやすい植物は葉っぱの形が似ていますがきれいな花を咲かせます。
また、葉を傷つけるとさわやかな香りがするのがショウブの特徴で、その匂いが魔除けにつながっているとされることも学びました。
この他にも、本来のショウブ湯は根っこを乾燥させたものをお風呂に入れた薬湯であることなども説明され参加者は、端午の節句に欠かせないショウブについて改めて学んでいました。
重井薬用植物園では、今月15日に園内に咲く季節の花の観察会が行われます。




