岡山市の木工作家、太田秀世さんの作品が倉敷市の「融民芸店」で展示されています。
岡山市の木工作家、太田秀世さんが手掛けるのは「生活になじむ木工作品」です。
太田さんは、木目の美しさを大切にしながらも、シンプルで飽きの来ない作品を手掛けています。
こちらのチェスト。
使用している木材の箇所に秘密があります。
使っているのは根っこのすぐ上の「根目」と呼ばれる、土に埋まった部分です。
根っこの枝分かれにより年輪がゆがめられ、まるで押し寄せる波のような力強い木目が美しいチェストとなっています。
さらに、家具の雰囲気に合わせて手作りの金具を使っています。
木工作品の面白さは木目だけではありません。
こちらの額縁は同じ木材を使用していますが、左は漆、右はオイルを塗っています。
このように塗装によって印象ががらりと変わるのも、木工作品の面白いところです。
太田英世さんの作品展は倉敷市阿知の「融民芸店」で今月20日まで開かれています。




