玉野市日比地区の歴史や文化を紹介するひびきなだ文化展が、日比市民センターではじまりました。
玉野市南西部に位置する日比地区は、古くから「ひびきなだ」と呼ばれている港町です。
およそ850年前には平安時代の歌人・西行法師が渋川海岸を訪れるなど、歴史の深い町でもあります。
今回の展示は、ひびきなだ文化研究会が10年がかりで行った調査研究成果をまとめた冊子「ひびきなだ」の発行を記念して企画したものです。
歴史、産業、観光、遺跡、災害などテーマごとに研究会のメンバーが調査した内容を、資料や写真を交えて紹介しています。
1953年設立当初の海洋博物館や1970年代に運行していた多度津へ向かうフェリーなど、懐かしい光景が並びます。
地域の子どもたちが見てわかりやすいようやさしい解説を付けています。
このほか、日比観音院で昭和32年まで行われていた会陽の宝木など、貴重な品も展示しています。
ひびきなだ文化研究会の活動成果をまとめたこの展示は、25日まで行われています。




