倉敷市の公立中学校で入学式が行われ、26校・約4300人が新しい学校生活をスタートさせました。
倉敷市内で最も古い木造校舎を学び舎とする西中学校では、330人の新入生が入学式に臨みました。
松本一郎校長は式辞で、西中学校が取り組んでいるグッドビヘイビアカードについて紹介しました。
これは、先生や生徒同士で互いの良いところを見つけ、感謝の言葉で伝えあうメッセージカードです。
松本校長「互いに勇気づけ合うことができれば、学校が楽しくなり、みなさんの成長がどんどん加速していくと信じています」
そして、新入生代表が、誓いの言葉を述べました。
このあと、担任の先生が発表され、新入生はいよいよ中学校生活がスタートすることを実感しているようでした。
倉敷市立西中学校では、2017年度から行っていた2棟ある木造校舎の改修工事がこの春完了しました。
天井や床、柱などの木材は、新しいものに取り替えています。
床には広島県のスギ、腰板には真庭市のヒノキを使うなど、廊下や教室の至る所で、木のぬくもりと香りを感じられます。
一方、階段や窓枠など、使える部材はそのまま使っており、築84年の歴史と風格も残されています。
新1年生は改修された木造校舎で、中学校生活の第一歩を踏み出します。




