倉敷市のギャラリーで、端午の節句にちなんだ人形展が開かれています。
美観地区入り口にあるアートギャラー工房イクコで毎年恒例の「人形展むかしむかし」です。
こちらでは、江戸時代から昭和初期までの五月人形や道具類が展示されています。
江戸時代の武者人形は、髭をたくわえているのが特徴。
昭和初期の人形は、勇壮なムードを出していて、それぞれの時代背景が感じられます。
また道具類では、京都の伏見人形や、江戸時代後期の螺鈿をほどこした重箱など、豪華絢爛です。
あわせて現代の作家が手掛けた、繊細な五月人形も披露されています。
こちらの作品は、衣装にちりめんを使っていて、躍動感ある立体的な表現が目を引きます。
春を感じさせるかわいい洋風人形もあります。
ひじからひざまで曲がるようになっているフランス生まれのビスクドールや、一見焼き物には見えないような人形など、岡山県内外の作家による力作が並んでいます。
端午の節句にちなんだこの展示は、18日まで開かれています。




