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倉敷市の染色加工メーカーが新素材開発

倉敷市茶屋町に本社を置く染色加工メーカーの「セイショク」が廃棄処分となる生地を活用した新素材を開発しました。

こちらが開発された新素材「NUNOUS」です。マーブル模様や木目調など独特の色柄が特徴です。
開発したのは、倉敷市茶屋町に本社をおく「セイショク」です。
創業140年を超える老舗企業で、ユニフォームの生地を中心とした染色加工事業を営んでいます。
染色加工においては、染めムラなどのために日本国内だけでも年間およそ900万平方メートルもの生地が規格外となり、廃棄処分されています。
セイショクでは、持続可能な社会の実現につなげるためにもこうした規格外の生地を活用できないかと考えました。

新素材の開発は2012年から着手。
工場内に専用の研究スペースを設けて、試行錯誤を重ねた結果開発に成功。
さらに特許の取得にも繋げました。

5cm程度に圧縮し磨かれた素材は0.3mmから0.7mmの厚さにスライスされ加工しやすくします。
生地と樹脂の重ね具合によって異なる模様が生まれるため、世界で1つだけのデザインにつながることも特徴のひとつです。
現在セイショクでは、カードケースや財布などの衣料雑貨やアクセントパネルといったインテリア用品にするなど「NUNOUS」を活用した新たな商品開発につなげています。

新素材「NUNOUS」を使った商品はセイショクのオンラインショップでも販売されています。

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  • 放送日:2021/03/29(月)
  • 担当者:水川秀樹
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