西日本豪雨災害の被災地倉敷市真備町には住民に癒やしを届ける花屋さんが次々とオープンしています。
現在、真備町内には個人経営の花屋が6軒ほどあり、そのうち3軒はこの3カ月の間にオープンしました。
3軒とも被災した真備町の住民に癒やしの場所を提供したいという思いからオープンを決めました。
倉敷市真備町箭田の「リンクフラワー」は花を通じて人と人を繋げたいという意味で名付けられました。
花屋に勤務していたオーナーの宮地映海子さんは被災後にリフォームした自宅の敷地に店を建てて去年12月に独立。
およそ50種類の生花やドライフラワーを販売しています。
今年2月、真備町川辺にオープンした寄せ植え専門の花屋「アトリエクレー」です。
もともと花が好きだったオーナーの南理恵さんは被災を機に、物置になっていた祖父の工場で、花屋を始めようと思い立ちました。
ペットと一緒に訪れやすいのが特徴で寄せ植え教室の予約も受け付けています。
そしてこちらは今月(3月)3日にオープンした「ボタニカルハウス福輪」です。
およそ200種類の多肉植物を取り扱っています。オーナーの垣内達矢さんは東京出身の35歳です。
大阪で営業マンとして働いていましたが去年の夏に会社を辞めて真備へ移住しました。
全国の被災地を見て店の場所を決めようと垣内さんが最初に訪れたのが真備町でした。
多肉植物を愛し育て、集めるのが好きな人いわゆるタニラーの垣内さんは趣味と仕事の境目がないそうです。
空地になっていた土地を自己資金で購入し、店を建て、町内に部屋を借りています。
そこには、利益は二の次で地域に在り続けるお店にしたいという思いがありました。
お店では今後、月に1、2回ほど少人数の寄せ植え教室を開催したいと考えています。




